フロアタムは通常ドラムセットの一部で、足でキックするバスドラムの次に低音を効かせる太鼓です。
いろいろな音楽活動で、単独で使うことも多いです。たくさんのパーカッションが鳴る中で、フロアタムは全体を引き締めたり、あるいは基本のビートを提示する役割をするのに適しているように感じます。トリルのようにダダダダダーッと打つこともありますが、普通はあんまり乱打せず、控えめなのがいいでしょう。
フロアタムは本体を支える3本の支柱があって、これをいじることで高さを自由に調節できますし、太鼓の面の角度も変えられます。ですので、叩く人のやりやすいようにするのですが、これは簡単にできます。
通常フロアタムは、フレームが金属で、スティックによる縁打ちと鼓面を打つのを使い分けるとニュアンスが豊かになります。まだうまく使い分けられない人だと、そんなつもりもないので縁に当たって、思わぬサウンドになってしまうこともあります。
レモ社のフロアタムはこの金属の縁がありません。ですので縁打ちは違和感なくやりやすいと思います。
もう一つお勧めは、「ミュート」を使うことです。どちらかと言えば、フロアタムは響き過ぎる傾向にありますので、それを押さえるために太鼓の上にハンカチなどの軽い布を置いたり、ティッシュペーパーをセロテープで止めておいたりすることもあります。そうするとフロアタムの音色は俄然落ち着いたサウンドになります。
透明の薄いプラスティックの輪っかも市販されています。
是非お試しください。
僕の好みから言うと、ミュートをつけて、スティックではなく、中太鼓用のマレットで叩くのがいいと思います。やってみてください。
音楽療法士 吉田豊
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