タンブリンでしょうか、タンバリンでしょうか?学校の音楽のテストでは、こんなことで×がついたりもしそうですけど、まあ、どちらでも・・・・。
幼稚園から小学校低学年あたりで、鈴・カスタネットと並んで、気軽に配ってもらえる楽器の代表的なものです。触ったことのない人はいないんじゃあないでしょうか・・・。
叩く操作は簡単で、手拍子をしたり、ひざを打ったりする、いわゆるボディパーカッションの延長で使えます。
ですが、使い方次第で、これは大変素晴らしい道具になります。手や指さきで叩くもよし、相手にかざして手を出してもらうもよし、手を出してもらえなければひざや肩にかあるく当ててもよし、振るもよし、なでるもよし、・・・・。
僕は幼稚園の教育相談であちこち回る仕事もしていますが、対象のお子さんを自分なりによく理解するために短い音楽活動を促すようにしています。そんな時もタンバリンは活躍します。まず、子どもの目の前、頭の上、床すれすれなどかざす位置を変えると、たいてい喜んで叩いてくれます。その後は、僕が小走りに席から離れて高くかざします。すると、これも大抵という限定つきですが、子どもは喜んで走ってきてくれます。
一通りタンブリンのやり取りが終わると、タン・タン・タンとリズムや拍を打ちます。
こうして遊ぶところから、そのまま音楽に進めていける貴重な楽器、しかも軽くて持ち運びにも便利。コンガがない時には、コンガ替わりも致します。
で、お値段はそれなりに高い感じもありますねえ・・・。でもいいものは長く使えるので、タンブリンはそこそこお金を出しても損はないでしょう。
赤ちゃんからおとなまで使える楽器ですので、サイズも色も、バラエティ豊富です。形はまず丸いですねえ。ほかの形を見たことはないです。
サイズは対人支援的な音楽活動では決定的に重要です。
かわいい色のリボンがついているものもありますが、僕はこれが案外邪魔に感じる場面が多いです。
なお、プラスティックのふちにリンだけがついていて、叩く皮の部分のないものが、モンキータンブリンです。星形やフットボール型など形もいろいろあって、見た目は楽しいですけど、これは使い道から言うと限定的。
多用途でベーシックな、という観点からは、まず、タンブリン、サイズが何種類かあると、その人にピッタリのものが探せそうです。
音楽療法士 吉田 豊
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